「今の時代だからこそほっとする 気持ちが伝わる手書きお便りのすゝめ」

今の時代、誰かとメッセージのやり取りをするときには、メールやLINEなどのSNSを使うことがほとんどです。

そんな便利な今だからこそ、あえて手書きのお手紙やはがきを大切な人に届けてみるのはいかがでしょうか。

相手の手元に届いたときに、ほっと笑顔になってもらえるような気持ちが伝わるお便りの書き方のポイントをお伝えします。

冒頭部分には相手の立場にたった問いかけを

まず、お便りを書くときに、最初に困ってしまいやすいのが書き出しの部分です。

お相手との関係性にもよりますが、「拝啓...」と書き始めるのはなんとなく堅苦しいし、自分らしくないと感じられる方も多いのではないでしょうか。

そこで、お便りの冒頭部分には、今の相手の状況をイメージして問いかける文章を書き込んでみましょう。このような書き方をすると、「書き手が書きたい文章」ではなく「読み手が読みたい文章」をつくることができます。

「転職をされたと聞きました。環境が変わって大変かもしれませんが、元気に過ごされていますか?」

「お怪我をされたと聞いて心配になりお手紙を書きました。お怪我の具合はどうですか?」

このような問いかけをされると、自分のことを気にかけてくれているんだなという気持ちになりませんか?

もしも今の相手の状況を知らない、あるいはイメージできない場合は、「あのころは~でしたが、現在はいかがお過ごしですか?」「当時は~をされていましたが、今はどんなことをしていますか?」など、過去にあった出来事+今の状況を伺う文章から書き始めてみましょう。

この後は、続けて自分自身の近況などを書き加えて話を広げていくとよいです。

末尾には相手の立場にたって愛語を贈る

お便りの締めの文章には、温かい心のこもった言葉(愛語)を贈りましょう。

相手をいたわる言葉には気持ちを届ける力があります。

「暑さの厳しい日々が続きますが、お体に気をつけてお過ごしください」

「無理はしないでね、いつも応援しています」

「無事に元気な赤ちゃんが生まれることを祈っています」

ちょっとしたことではありますが、最後にこのような愛のある言葉を贈ることで相手の心をほっとさせることができます。

五感で楽しめるサプライズも贈る

手紙やはがきの良いところは、現物として相手の手元に届くことです。相手にサプライズを届けることができます。

例えば嗅覚。手紙の余白部分にシュッと香水を吹きかければ、香りまで一緒に送ることができます。相手が手紙を開いたときにふんわりと香りが広がって幸せな気持ちにさせてくれるでしょう。

目で見て楽しめる工夫もあります。絵が得意な方は絵葉書を手作りすることもできますし、折り紙を使った切り絵を貼ったりするのもよいですね。シールやスタンプもおすすめです。

触り心地がよい和紙などを使用するのもよいですね。

相手の五感に訴えることでより記憶に残る感動を届けることができます。

あなたらしさを届けましょう

お便りは、メッセージとともにあなたの心遣いまで伝わります。

なかなか会えていないあの人、昔お世話になったあの人、面と向かっては恥ずかしくて気持ちを伝えられないあの人、そんなあなたの大切な人達に、心を込めて気持ちを届けてみませんか。