社会人必見! 礼儀が正しいと仕事が出来る!? 

1)はじめに

 礼儀正しさ、マナーについて、皆さんはどういうものをイメージしますか? 身近なところで言うと、箸の持ち方や姿勢、エレベータールールとかでしょうか? 少し考えるだけでも数多くのマナーが挙げられると思います。

 しかしながら、礼儀正しいからといって、何か良いことがあるのでしょうか? 

 実は、礼儀正しさとは仕事の出来に関わってくるのです!

「いきなりそんなこと言われても信じられない!」

「礼儀正しいだけで仕事ができるわけないだろ!」

 そう主張される方もいらっしゃると思います。

 しかしながら、礼儀正しさと仕事の出来は極めて近い関係にあるのです。

 

 では、礼儀正しさと仕事の出来について説明していこうと思います!

2)そもそも礼儀正しい人ってどんな人?

 礼儀正しい人とはどんな人のことを言うでしょうか。

 なんとなくの回答はすぐに浮かぶと思います。けれど、具体的に何と何と何が礼儀正しさにつながってくるだんぞ! と即答できる人はそういないでしょう。

 礼儀正しさとは、ずばり下記の三原則で出来ていると言えます!

① ;笑顔を絶やさない

② :相手を尊重する

③ :人の話に耳を傾ける

 これはクリスティー・ボラスさんが著書の中で語っておられた三原則です。

 よく想像してみてください。

 あたなの職場などで、いつも笑顔で、相手をことを尊敬し、よく話を聞いてくれる人。おそらくいらっしゃると思います。

 きっとこのような人に対して、嫌な気持ちを抱く人は少ないのではないでしょうか?

 なぜなら、礼儀・礼節が守られているからです。

 人間は自分の話を聞いてくれ、笑顔の人には基本的には嫌悪感を抱かないようにできています。

 相手を不快にさせないような態度――大仰でなくとも、基本的なことさえ守れていれば、礼儀というのは正されるのです。

 

3)礼儀正しさと仕事の出来

 では、先ほど挙げた三原則が守れていれば仕事の出来につながってくるのか? そのような疑問が改めて沸き上がってくるかと存じます。

 仕事というのは大きく分けてふたつに分類されると思います。

① ;単独でこなすことができる業務

② :チームないしは誰かの協力がなければ達成できない業務

 

① の業務は事務作業系、②の業務はチームの営業目標だったりシステムの開発だったりなど多岐に渡る業務とイメージしてください。

 単独でできる業務というのは、多分に個人の力が重要になってくると考えると思いますが、実は意外とそうでもないのです。

 先に挙げた三原則を守っている方は、普段から相手(上司)の話をよく聞いています。となれば、普段の口ぶりや行動からどのようなものが求められているのか、おのずとわかるようになってくるのです。

 皆さんの職場にもいらっしゃらないでしょうか? いつも上司に求められる、上司がイメージしていた資料を一発で作成できてしまう人が。そのような方は、普段から相手の話を聞き、この人はどんな人で、どんなことを考えているんだ、ということがわかっているのです。なぜなら、礼儀正しく話を聞いているから。

 しかしながら、「それくらいなら、別に礼儀正しくなくてもできるだろ」という意見もあるかもしれません。

 それは違います。

 まず、礼儀正しくない人に対して、人はよほど間柄が形成されていない限り、あまり深い話はしないからです。無礼な相手を、人間は無意識に避ける傾向にあります。そのため、一時的に話を聞く程度のことでは意味がないのです。積み重ねが大事です。

次にチームや誰かと協力しなければ達成できない行に関してお話します。仕事をしていると、確実に自分の中にない知識を用いた業務というのに直面します。そんな時、絶対に誰かを頼らなくては行けません。ネットで調べるにしても、情報過多で却って混乱してしまうこともありますからね。

 ですが、先述したとおり、礼儀正しさというのは人間関係に直結してきます。普段から礼儀正しい人は、人からの信頼も受けますし、自然と人脈というのが広がっていきます。

 ここの問題は○○さんに聞けばわかる! や、これなら○○さんの専門分野だな! などと言ったように、誰に何を聞いていいのかすぐにわかるのです。

 そうすることで、人脈がない人が一から調べたり聞いたりするよりも、はるかに効率的に仕事を勧められます。そして、あの人は仕事ができる、という評価にも繋がっていくのです。加えて、教えてもらうことでそのスキルを自分のものにすることもできるので、さらに仕事ができるようになります。プラスの連鎖となります。

 以上のことが、礼儀正しさと仕事の出来の関係性になります。

4)最後に

 礼儀正しさと仕事の出来について、ご理解いただけたでしょうか?

 礼儀が正しいというのはメリットしかありません。

 このようなことは普段からできているようで、案外出来ていないものです。今一度、ご自身で三原則を守れているのかどうか、確認してはどうでしょうか? 

 そうすることで、きっと職場で仕事の出来る人になれるかと思います。

 無理に一気に三原則すべてをこなすのではなく、ひとつひとつクリアしていくのも良いかと思います。

 皆さんも礼儀正しさを身につけて、今以上に仕事をできるようになりましょう!