年賀状で伝わる気持ち 

 今回は年賀状について記事を書かせていただきたいと思います。なぜ年賀状なのかというと、実は、私は年賀状が大好きで昔から自分で書いてアレンジして沢山の友人に送っていました。そして返事が来るとそれはもう嬉しくてたまりませんでした。年賀状を作成し、送り、返事を待つというのが、私の中での年末年始の楽しみでした。ですが、年々、年賀状の需要は減っていってしまっているのが現状です。年賀状を送ることで何が伝わるのか、年賀状を送ることはなぜ大切なのか。考えていきたいと思います。

なぜ年賀状の需要が減ってしまっているのか

 年賀状は実は平安時代に大きく広まってと言われています。江戸時代になると郵便御制度が設けられ、発達したことから、新年のあいさつは手紙で済ませるようになっていたといいます。年賀状は沢山の歴史を受け、現代に継がれ、残っている大切な文化の一つといえます。

ですが年々減ってしまっている年賀状。年賀状は1949年に発売されてからずっと年々増え続けていました。2003年までは増え続けていたのですが、2003年をピークに、2003年から2008年までは上がったり、下がったりを繰り返していました。ですが2008年から2019年まではずっと減少しています。2003年に比べると一人あたりの枚数は、2018年の時点で約半分になってしまったようです。

なぜ減ってしまっているのか。その原因はメールやSNSの普及です。メールやSNSが普及される前は、手紙や電話での連絡が当たり前でした。ですが今は、メールやSNSの普及によりいつでも相手の現状を知ることができます。また写真や画像も簡単に遅れるため、わざわざ手間をかけて作成した年賀状よりも、簡単に豪華な挨拶ができるというのもメールやSNSの魅力です。そしてコストも年賀状に比べるとだいぶ削減できますし、年賀状はそもそも住所が無いと送れません。これらも大きい原因といえます。

なぜ年賀状は大切であるのか 

 メールやSNSのほうが簡単で豪華、そして早い。いいことだらけなのになぜ年賀状は現代でも大切にされているのか。まず私は、メールやSNSより年賀状のほうがよりお正月らしさを感じられます。そして年賀状も今では画像が入れられたりもするため、作成中も楽しく一年を振り返ることができる時間にもなります。そして送ったものも、もらった年賀状も大切な家族の記念になります。そして何より時間をかけて作成しているのでより気持ちが伝わり丁寧さがより伝わります。

 これからも年賀状の文化をなくさずに、みんなで気持ちを伝え合えたらなと思います。