年賀状の宛名印刷とは?

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年賀状作りで面倒なものといえば、宛名書きです。書き損じたら最初から書き直し。書き損じたはがきの処理もしなくてはなりません。年賀状の数にもよりますが、手書きではなく印刷にするほうがベターです。ここでは、宛名印刷の代表的な方法を紹介しましょう。

「パソコンで印刷」ならフリーソフトを使おう

パソコン用の宛名印刷ソフトはたくさんありますが、使うのならフリーソフトがよいでしょう。宛名印刷はそうひんぱんに行いませんから、ソフトの費用は節約したいところ。それに、最近のフリーソフトは、機能も有料のソフトに劣りません。

たとえば、「はがき作家 13 Free」。住所録に住所氏名を入力すれば、印刷プレビューが表示されるので、宛名の確認や修正が簡単に行えます。また、郵便番号を入力すると住所が自動表示される、その逆に住所をメニューから選ぶと郵便番号が自動入力されるという機能もあり、宛名書きの煩雑さ解消にも役立ちます。


差出人は連名もあり、連名の名前は夫が先?


出産や結婚を報告する年賀状の場合は、差出人を連名にする書き方もあります。連名の場合、名前の順は夫婦の判断によりますが、夫を先にするのが一般的なようです(縦書きなら妻の右、横書きなら妻の上)。また、結婚で苗字が変わったら、男女に関係なく旧姓をカッコ付けなどで示すのが一般的です。旧姓を示すのは、基本的には結婚した翌年の年賀状だけでかまいません。


「とにかく手軽」になら印刷代行を


パソコンで宛名印刷をすると時間がかかる。必要なインクの量も多いだろうし、印刷ミスもある。多少費用はかかっても、手軽に済ませたい。そう考えているなら、印刷代行サービスを使いましょう。

印刷代行サービスをしている業者も数多くありますが、ここでは「餅は餅屋」ということで(?)、郵便局の印刷代行サービスを紹介しましょう。


まず、会員登録をして自分のページを持ちます。ここで住所録を作って住所を登録。住所は3000件まで登録でき、パソコンからの利用ならExcelデータやCSVデータの一括登録も可能です。

それから「宛名印刷」を選択し、印刷したい項目を選びます。印刷イメージは、プレビュー画面で確認できます。宛名の書体は、楷書体・丸ゴシック体・明朝体・行書体の中から選べます。

料金は、基本料金1100円と年賀状1枚につき31円です。ちなみに、令和2年の年賀状宛名書き代行サービスの申し込みは、12月23日までです。

2019年新年用の「お年玉年賀はがき」の発行枚数は、約25億6000万枚。ピークだった2003年の約44億6000万枚から20億枚減っています。「あけおめメール」やSNSが普及して、年賀状はリアルタイムさに欠けると思われるようになったからかもしれません。だけど、「あの人からの年賀状はまだかなあ」と、待つ楽しみは忘れたくないものですね。