喪中はがきのマナー

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自分の親族が亡くなったことで、年賀状のやりとりの欠礼を知らせる「喪中はがき」。これは、「人が亡くなった」というおめでたくないことがメインになるため、いろんなマナーがあります。ここでは、そのマナーを解説します。


喪中のため新年のあいさつを控えるお知らせ

喪中の「喪」とは何でしょうか?これは、近親者の死を悼み、おめでたいことを避けるということです。一般的にはこれを「喪に服する」といいます。そして、喪中はがきとは、「喪に服している」ため、新年のあいさつを控えるというお知らせです。このため、受け取ったほうは、年賀状を出すのを控えるのが礼儀です。

では、どこまでの近親者が亡くなった場合を喪中とするのでしょうか。これは、通常、一親等から二親等までとされています。ただし、三親等以上でも自身の親しささ、気持ちで喪中としても問題はありません。


出す相手は?

では、出す相手はどこまでの範囲の人でしょうか。これは、通常、年賀状や暑中見舞いなどをやり取りしている人でかまいません。また、親族間ではお互いに同じ人が亡くなったことで喪中のため、出す必要はありません。ここで気を付けないと言えないのは、相手が年賀状を出す前に届けないといけないということです。郵便局が年賀状の受付を開始するのは12月15日ですから、それ以前に届くように準備して、投函しましょう。


喪中のはがきの書き方は?

喪中はがきの文面にも書き方があります。一般的なのは、まず、喪中であるため、年賀の挨拶を欠礼するという事を書きます。次に、自分にとって誰がいつ亡くなったのかを書きます。そして、これまでの感謝の言葉を付けくわえるのがマナーです。


もし12月に不幸があったら?

もし、喪中はがきを出すタイミングを逃した後で、不幸があった場合は、どうすれはよいでしょうか。この場合は、相手はすでに年賀状を投函していることもあるので、寒中見舞いを出し、それに事情を書いておくというのが得策でしょう。寒中見舞いは、1月7日までの「松の内」を過ぎてから出すので、1月8日以降に出しましょう。

喪中はがきとは、人の「死」にかかわることなので、非常にデリケートな部分がります。キきちんとマナーを守って、差し出す相手に気持ちを伝えましょう。